非ネイティブの為の英語学習【経験談】普通の人でも社会人になってから英語を話せるようになる方法~前編~

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皆さんこんにちは、「ナニカノチカラ」ブログ&コミュニティのナニチカです。
もしも英語が話せたら?皆さんも人生の中で一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
海外旅行がもっと充実するのでは?もしかしたら海外で働けるかも?などなど、
ワクワクはするものの気が付けば社会人に・・・。
外国語大学卒でもないし、留学経験もないから今更勉強したところで英語話せるようになるは無理じゃないかなぁ?と不安に思っている方も多いのではないでしょうか?


今回は、思春期を超絶英語嫌いで過ごし、外国語大学出でもなく留学組でもない私が、社会人になってからどのように英語を学んできたのかを経験に基づいて紹介させて頂きます。
このブログを10分、15分お読み頂くだけで、Be動詞って何?から始めても英語を話せるようになるんだ!という事を、非ネイティブならではの視点と経験談を交えてお話しさせて頂きますので、最後までお読みいただけますと幸いです。

非ネイティブの為の英語学習【経験談】普通の人でも社会人になってから英語を話せるようになる方法は3部構成になっております。
今回は英語学習の概要をまとめた前編となりますので、各語学レベルの違いと必要学習時間、英語を学習する上で重要な英語4技能についてお知りになりたい方は中編を、具体的な勉強法をお知りになりたい方は後編をお読み頂けますと幸いです。

目次

結論

結論から言いますと、Be動詞って何?から始めても、コツコツ要点を抑えて勉強していけば、社会人になってからも英語は話せるようになります。


コツコツとは、毎日空き時間で1時間ほど、要点とは基本的な文法を軸に、単語、発音をバランスよく学びながらアウトプットする機会を確保するという事です。
英語を話せるようになりたい!この「話す」に関しては、理論上1,500単語の組み合わせ次第で伝えたい事を伝えることができます。

英語が話せると世界が変わる

英語が与えてくれたもの

大阪の田舎に生まれた私は、ありがたいことに2022年現在NYで働かせて頂いています。
野山を駆け回っていた幼少期からは妻がアメリカ人であるという点も含めて全く想像できない展開でした。
こんな想像もしなかった世界をみせてくれたきっかけは、間違いなく英語です。
英語を学ぶことを28歳で決意しなければ、私の人生展開は全く違ったものになっていたはずです。

最近では、翻訳や通訳ツールの技術が向上し、英語学習は不要になるという論争もありますが、このブログを読んでいただく前に、英語学習をする上でひとつ私の好きな名言を共有させてください。
「I love you は翻訳機では伝わらない。」

それではまず初めに、どれくらい私が英語が話せるようになるまで普通だったのかをご紹介頂き、どのように英語学習に目覚め、学習してきたのかをお伝えさせて頂きたいと思います。
是非最後までお付き合いいただければと思います。

普通な私の経歴

田舎の風景

インターネットもない時代の田舎生まれ

山と海に囲まれ野山を駆け回る少年時代

ご出身はどちらですか?大阪ですというのが恥ずかしいくらい山と海に囲まれた田舎に生まれた私。
1990年代前半は携帯電話やインターネットが普及したての時代。
隣町に行けば周りのみんなからヒーロー扱いされるくらい、世の中の広さや英語の重要性など全く知ることもなく野山を駆け回る少年時代を過ごしました。

お高い英語教師のお陰で英語嫌い発病

さて、英語とは何の縁もなく野山を駆け回っていたナニチカ少年は中学生となりました。
ここで大きなターニングポイントが起きたのです。
そう、ナニチカ少年は超絶英語嫌いになったのです。
理由は無題にお高い英語教師が原因でした。

当時インターネットが普及したての時代、ごくたまに外国人の方を街で見かける事があったのですが、街で見かけたものならば黒船がきたぞ~~~!!とざわつくレベルでした。
そんな田舎で、英語を話せる事を余程誇りに思っていたのか(厳密言うとその先生が話せたのかは不明ですが・・・)無駄にお高い先生でした。
「はい、この文章読んでみて。」「でぃすいず、あ、えー、ぺん?んん?パン?」「This is a penでしょ(冷たく言い放つ)。」

こんな田舎で英語なんか勉強して何になるねん!英語無くても生きていけるわ~~~!
こうしてめでたく超絶英語嫌いナニチカ少年が誕生し、中学校から高校を卒業するまで、
毎回赤点との闘いの日々が始まるのでした。

英語って楽しいかも?!28歳から英語学び直しを決意

仕事先で初めての異文化コミュニケーション

超絶英語嫌いナニチカ少年も青年となり20代前半、私は大阪の飲食店で正社員として働いていました。
2000年代初頭はまだ訪日客もまばらでしたが、大阪市内の立地と有名な飲食店だったこともあり、外国人観光客の方々がちらほらお店に来店していました。
そんなある日ホールで外国人観光客の接客をすることとなったのです。
超絶英語嫌いナニチカ青年、初めての異文化コミュニケーションです。

英語でコミュニケーション取るって楽しいかも

当時Google翻訳もない時代、Be動詞って何?レベルだったナニチカ青年は、辞書で単語を調べ、一生懸命料理の説明やオーダー取りをしていたことを記憶しています。
そんな中で英語と呼べない英語ながらも、「美味しかったよ~」「私たちの母国にもこんな美味しい日本食屋オープンしてよ」などのコミュニケーションをとっているうちに、英語でコミュニケーションをとることに楽しみを覚え始めたのでした。


経験上、社会人で英語を話せるようになる条件の一つに間違いなく、
何故英語を話せるようになりたいのか?英語を学ぶための動機付けは必ず必要だと思います。

28歳、初めのて海外生活決断

さて、Be動詞って何?レベルで、超絶英語嫌いのナニチカ青年が英語でのコミュニケーションに楽しみに目覚め、
その後どうなったかと言いますと、
縁もあり、日本食を世界に広めるためにオランダ移住を28歳で決断し、コツコツ英語の勉強を重ね日々奮闘し、紆余曲折ありながらも、2022年時点ではニューヨークにて、とある日本の外食チェーン企業の海外法人管理者として従事しています。


野山を駆け回っていたナニチカ少年が、28歳から英語を学び直し、英語でのコミュニケーションに目覚め、約10年後にはアメリカで働く事となったわけです。
ではどれくらい英語を話せるようになったのでしょうか??

普通の私がどれくらい英語が話せるようになったか? 

クエッションマークが沢山並んでいる

結局英語は話せるようになったのか?

政治、法律、医療系の事以外ならOKレベルに

2022年度時点、Be動詞って何?レベルから英語を本格的に学び直してから10年程経ちますが、
結果、政治や法律関係の難易度の英語以外であれば、問題なくアメリカで生活できています。


10年前の28歳時点の私の英語力は、そもそもBe動詞って何?から始まりましたので、
中学生英語から英語を学び直したことになります。
有名な英語の指標にTOEICがあると思いますが、模擬試験を試したところ、点数は800点前後といったところです。

今のレベルで国際結婚問題無し 

ちなみにご縁もあって、アメリカ人の妻と国際結婚することとなりました。
超絶英語嫌いだったナニチカ少年からは想像もできない展開・・・このブログをお読みの方は驚いてらっしゃると思います。(本人が一番驚いています。)

世間ではTOEIC満点!英検1級を持ってます!のように、英語の達人のような方々も多数いらっしゃると思いますが、私のTOEIC800点前後の知識量でも、妻との国際結婚での生活に特に支障はありません。
というのも、英語のネイティブスピーカーの日常会話は、単語数3,000語前後で構成されていると言います。(勿論トピックによっては難しい単語も出てきますが、このご時世、グーグル先生があれば大丈夫です。)
お恥ずかしながら、妻と出会った時の英語のレベルは恐らくTOEICでいうと600前後だったと思います。一定の英語の知識量があれば、アメリカ人の方たちともコミュニケーションはとれるという事です。
ではどのように社会人になってから、中学生英語レベルからアメリカで大きな支障なく英語が話せるようになったのでしょうか?

普通の私が社会人になってから英語を学んだ勉強法は? 

黒板に書かれている戦略の計画

アメリカやイギリスの英語は方言?

全世界の英語人口とネイティブスピーカーの割合は?

全世界で英語を話す人たちはどれくらいいるのでしょうか?
諸説ありますが、約17億人で4人に1人、全人口の約25%が英語を話すと言われています。
では、アメリカやイギリスなど、英語を母国語とするネイティブスピーカーはどれくらいの割合だと思いますか?
何と!約6%と言われています。

私はこの数値を知ったときは衝撃でした。

英語を何のために勉強するか?


皆さんは英語を話せるようになって何をすることを目的をするでしょうか?
様々理由はあっても、共通の目的として、英語でコミュニケーションをとる事だと思います。
勿論、将来英語の通訳や、専門性の高い海外での仕事に就く場合などは、ネイティブスピーカーが使うような英単語や言い回しの勉強は必要です。
しかしながら、世界人口の約25%が英語を話し、そのうち約19%が英語を母国語としない非ネイティブスピーカーだとすると、ネイティブスピーカーのような難しい単語選びではコミュニケーションは成立しません。

英語は伝わらなければ意味がない

過去このようなことがありました。
米国から研修の為に日本に来日していたマネージャー候補と働いていた時、海外からの観光客が来店しました。
その米国人の同僚は、英語で説明をするのですが、相手に理解してもらえず私に助けを求めてきました。
私が非ネイティブならではのわかりやすい単語選びで話をすると、相手とのコミュニケーションが無事成立しました。
世界の人たちと英語を共通言語でコミュニケーションをとる場合、アメリカやイギリスの英語も方言の一つになるんだなぁと痛感した瞬間でした。

一応お伝えしておくと、決してネイティブの英語を否定している訳ではありません。
残念ながら、アメリカやイギリスで生活をする、または映画やドラマを英語で見る場合には、それらを理解するための英単語などの知識量は必要となります。
但し、グローバルな世界で英語を使ってコミュニケーションをとる事を目的とするのであれば、完全や文法や難しい単語、間違いのない美しい英語を操る必要はないという事です。

普通な私の勉強法

社会人になってからの確実な英語勉強法

結論から言いますと英語学習は、「聞く、話す、読む、書く」の言語学習基本4技能を、
コツコツ勉強することが英語が話せる
ようになる近道です。
ちまたでは「爆速!即効で英語が話せるメソッド!」「3か月で語学マスター!」など、響きの良い学習法が溢れていますが、レオナルドダヴィンチや、アインシュタインでない限り、そのような短期間で語学を習得し、「話せるようになる」は非現実です。
一見厳しい現実ですが、英語に限らず語学学習は要点を抑え、地道にコツコツ継続学習することが一番の近道です。

英語習得に必要な時間は?

それでは実際に英語が話せるようになるまでどれくらい英語学習に時間が必要と言われているか?ですが、一般的に、英語の学習には最低3000時間必要と言われています。
社会人になってから学びなおすとすると、1日1時間で約8年ちょっとかかる計算で、3000時間の英語のレベル、知識量はTOEIC900点程だそうです。
いやいや英語が話せるようになるまで8年は長すぎるよ〜と思っていらっしゃる皆様、もう少し読み進めて下さいm(_)m

どのように英語学習の時間を確保するか?

1日の隙間時間でコツコツ英語を勉強し、1日トータル2時間勉強すれば4年、3時間勉強すれば2年半少しで目標達成できます。
全国の平均往復通勤時間は1時間19分だそうです。
例えば、この往復時間に仕事休憩中の10分と帰宅後30分だけ時間を確保すれば、英語習得時間3000時間の理論上、4年で英語が話せるようになる計算です。更に、TOEIC600点レベルの知識を得るまでならば、隙間時間トータル1日2時間の勉強で、2年と半年くらいと考えれば少し気持ちが楽になりませんか?
ちなみに、TOEIC600点レベルの知識量であれば、単語数5,000語前後ですので、非ネイティブスピーカーとして十分に伝えたい事を相手に伝える事ができる知識量です。
非ネイティブ同士のコミュニケーションであれば、十分に英語を話せるようになりますよ。

社会人になってからの英語学習のカギ

思い出してください、超絶英語嫌いのナニチカ青年はTOEIC600点ほどの英語レベルで、現在の妻とコミュニケーションをとり、アメリカで仕事をしていたことを!
ちなみに、TOEICなんて意味がない!というと耳にすることもありますが、TOEICの点数を取るだけの勉強法に意味がないだけで、経験上TOEICの知識そのものは有益です。
先ほどもお伝えした通り、英語で映画やドラマが見たい、英語が母国語の国で生活や仕事をする場合、「話す」は1,500単語の組み合わせでクリアできても、「聞く」に関しては知識量が不足していると理解ができないためです。

つまり、社会人になってからの英語学び直しは、英語を話すために必要な知識を得るために、正しい方法で、効率的にコツコツ勉強するかがカギとなります。
そのカギとは、結論部分でご紹介した、基本的な文法を軸に、単語、発音をバランスよく学びながらアウトプットする機会を確保することで、「聞く、話す、読む、書く」の言語学習基本4技能をコツコツ学ぶという事です。

英語習得に絶対に必要なこととは?

絶対習得必須その1:文法

では、基本的な文法を軸に、単語、発音をバランスよく学びながらアウトプットする機会を確保するとはどういうことか?
答えは英語4技能を同時並行で継続学習するという事です。

4つの技能を同時並行で継続学習する前に、土台づくりとしてまず一番最初に絶対的に習得すべきは基本的な文法と基本単語の習得です。
何故かというと、英語の文章には、主語(S)+動詞(V)を基本構成とした5文型があり、日本語と違いルールが決まっているからです。
この基礎的な文法のルールに関しては、非ネイティブ同士のコミュニケーションであっても知っておく必要があります。
逆に言うと、この基本ルールがあるからこそ、シンプルな英語であっても互いにコミュニケーションが成立するという事です。

ではこの基本文法についてですが、わかりやすく言うと、基本日常の会話も含めて、英語の文章はこの主語+動詞をベースにした5つの骨組みに会話や文章に合わせて単語や熟語の肉付で構成されている言語なのです。
この5つの型を基本に、単語や熟語を覚えれば覚えるほど、英語習得ができるという事ですが、
逆に言うと、この基本文型や文法を理解していないと英語の習得は困難です。

ちなみに、基本的な文型や文法は、B私も経験したBe動詞って何?の中学高校レベルを学びなおすことが効果的です。

絶対習得必須その2:基礎単語

基本的な文型や文法の骨組みを習得したら、次は肉付け部分にあたる単語や熟語の習得です。
何単語くらいまず覚えればいいのだろう?と私も学び初めのころは不安を抱えていました。
というのも、英語ネイティブスピーカーは2万単語以上、TOEIC900点で1万単語必要と言われており、絶望した記憶があります。
そこでまず、基本の1500単語を学習することをおすすめします。

何故基本1500単語なのか? 理由はフランス人ジャン=ポール・ネリエールが、国際共通語として提唱したグロービッシュという英語の存在です。
グロービッシュとは、英語が母国語でない人々が、英語を通じてコミュニケーションをとれるように、基本1500単語の組み合わせでコミュニケーションが成立するよう構成された英語の1種です。
この1500単語をまず習得すれば、先の文法という骨組みに、1500単語の組み合わせを肉付けしていけば、少なくとも伝えたい事を伝える事ができる、つまり4技能中の「書く」「話す」「読む」が実現できる可能性がみえてくるのです!
まさしく、英語でコミュニケーションをとる事を目的とした、非ネイティブの為の英語だと言えます。

英語の基本ルール一発理解4ステップ!

①骨組みである文型/文法を理解する。

【文法(第一文型)】
S(主語)+V(動詞)・・・・・・・・・・・・・・・骨組み
S(主語)+V(動詞)+M(修飾語)・・・・・・・・・・骨組み
※1文につき、動詞を使えるのは1つのみ

②肉付けパーツである単語を理解する。

【単語】
He, They, We などのS(主語) ・・・・・・・・・肉付けパーツ
go, work, walkなどのV(動詞)  ・・・・・・・・・肉付けパーツ
to Tokyo, in Osaka, everyday などM(修飾語) ・・・肉付けパーツ

③骨組みに、肉付けパーツをくっつけると、英文の出来上がり!

He   works. (彼は働いています。)
S(主語) + V(動詞)

They    go   to Tokyo. (彼らは東京に行きます。)
S(主語) + V(動詞) + M(修飾語)

We   walk   everyday. (私たちは毎日歩きます。)
S(主語) + V(動詞) + M(修飾語)

④時制に注意する

英語は、現在、過去、未来などの時制と、主語が単数か複数かに応じて動詞などが変化する。

英語は基本S(主語)+V(動詞:文章の結論)をベースにした決まった文法ルールで構成されている。

発音できないと聞き取れない、聞き取れないとコミュニケーションとれない

英語というのはコミュニケーションの道具であり、コミュニケーションを成立させるためには相手の言っている事を理解する必要があります。
そうです、次なる必須英語学習の必須項目は「聞く」ことです。
また、TOIECなどの点数に沿った知識量が有益である理由がここにあります。

私がアメリカへ渡ったのは英語を学び直してから5年ほどたった頃でした。
その頃には基本的な基本文型(文法)と、基本単語+αを身に着け、意気揚々とアメリカへ渡ったことを覚えています。
そして、はじめてアメリカの地へ足を踏み入れたナニチカ青年に大事件が発生したのです。
それは空港から住居への移動中のタクシーの中でした。
「タクシーの運転手が何を言っているか聞き取れない・・・。」
5年間の英語学び直しは意味がなかったのか・・・絶望的な心境でした。

英語習得の鍵は発音学習だ!

聞き取れなかった理由は主に2つあります。
1つ目は簡単な理由で、知らない単語は聞き取れても意味が分からない事です。
但し、前途の通り、ネイティブスピーカーの日常会話は3,000語前後で構成されています。
当時の私も、このタクシーの運転手と日常会話がおこなえる知識量そのものはあったはずです。

2つ目が超絶大事なポイントで、自分で発音できない音は聞き取れないという事実です!!
「何故だ・・・何故こんな大切なことを誰も教えてくれなかったんだ・・・。」と、その事実を知ったときは絶句しました。
というのも、私が「発音」を学ぶ重要性を知ったのは、英語を学び直してから6年程経った頃でした。
もっと早く発音の重要性を知っていれば・・・と今でも思うことがあります。

ご存じでしょうか?日本語の音はあいうえおなど母音5個と、子音16個で構成されています。
では英語はどうか、諸説ありますが英語は基本母音26個と、子音24個で構成されています。
ざっくり日本語の2倍強の数です。
いやいや待て待て、2倍強ってどういう事?!
そうですつまり、日本に生まれて日本に育ち、日本語だけ使ってきた日本人は英語の音を構成しているほぼ全ての母音、子音を認識する訓練を受けてきていないという事です。

もちろん第3の理由として、人によってアクセントが違うなども聞き取れない要素ではありますが、知らない単語がある事、そして、自分で発音できない音は聞き取れないことが最も英語が聞き取れなくなっている理由なのです。
つまり、発音を学ぶことが「聞く」を習得する鍵というわけです。

アウトプットの重要性

何故アウトプットが重要なのか?

英語の骨組みである文法と、肉付けである単語、そして発音を学ぶことで、
言語学習の4技能、「聞く、話す、読む、書く」を習得できる武器を理論上では手にした
ことになります。
ところが、私も含め、私たち多くの日本人は中学、高校、大学などで英語を学んでいるはずなのに、「英語を話す」ことができていない状況があります。
何故ならば、圧倒的にアウトプットが足りていないからです。

例えば水泳を学ぶとします。
卓上や陸上で理論やシミュレーションなどインプットを重ねても、実際最後は水の中で泳がない事には水泳を習得することはできません。
つまり、インプットした後は、必ずアウトプットが必要という事です。

英語をつかう環境づくりを心がける

初めて海外に住んだオランダは、ヨーロッパの中でトップクラスに英語を話す国です。
ある日、「オランダ人は、高校卒業したら皆英語を話せるようになるの?」と質問したところ、「勉強だけでは話せるようにならないから、英語を話す機会をつくってアウトプットを心がけている。」という返答が返ってきました。
つまりインプットだけでは英語は話せるようにならないという事です。

テクノロジーの発展で、以前よりもインターネットを通じて海外の方とコミュニケーションを確保できる機会は増えていると思います。
是非皆さんも、英語を学習する動機(目的)と同様に、英語をアウトプットする機会を是非確保してみてください。
英語でコミュニケーションをする楽しみを覚えると、「もっと学びたい!」と、意欲が自然と湧き出てきますよ!

どのようにアプトプットする機会をつくるのか?

では、どのようにアウトプットする機会を確保するかですが、以前は英会話スクールや留学など、時間も費用もかかる手段しかありませんでした。
昨今では、インターネットでランゲージエクスチェンジ、日本語を学びたい外国人の友達を探す、または、インターネットでリーズナブルな英会話スクールに参加するなど、時間やお金をかけなくてもアウトプットする機会を確保できる様々な選択肢があります。

具体的なアウトプット機会を確保する方法は、以下のリンク先の【経験談】普通の人でも社会人になってから英語を話せるようになる方法~後編~で詳細を紹介していますので、
是非そちらを参考にして頂き、皆さんにぴったりのアウトプットの方法を見つけて頂けると嬉しいです。


「聞く」「話す」「読む」の効率的な方法とは?

テクノロジーも進化し、今では携帯電話のアプリで、気軽に楽しく英語を学べるようになりました。
私は今でも、毎日15分前後、お気に入りのアプリ、「ELSAスピーク」で英語を継続的に学習しています。

「ELSAスピーク」は主にAIとの対話を通じて、先ほどの「聞く」を習得するための発音を学ぶことに特化したアプリです。
経験上、正しい方法で英語の発音を1日15分程勉強し始めてから、およそ1か月程で驚くほどリスニング力が身につきます。
また発音を学べるだけでなく、AIとの対話を通じて文章を朗読することで「話す」「読む」も学ぶことが可能です。
つまり発音を学びながら「聞く」を強化し、AIとの対話を通じて「読む」、そして日本人が苦手な「話す」も学べる一石三鳥なアプリです。
以下にリンクを張り付けておきますので、興味がある方はチェックをしてみてください。

まとめ

「諦めるな!」というメッセージが書いている

社会人になってからでも英語は話せるようになる

社会人になってから英語を学び直した感想

学生時代全く英語に興味がなく、赤点との戦いだった私が、28歳になってから本格的に英語を学び直した感想は、外国大卒や留学組でなくても、英語の非ネイティブスピーカーとして、社会人になってからでも英語は話せるようになると確信しています。
同時に英語学習を通じて感じたことは英語習得に近道はなく、正しい勉強法をコツコツ継続することが一番だという事です。

ちなみに、学生時代に英語を一生懸命勉強し、留学などをおこなえば、確実に英語は話せるようになります。
私の身の回りでも、高校や大学を海外で過ごした方は、私のように社会人になってから英語を学び直したケースに比べて、
格段に英語を話すことができています。
もし時間やお金に余裕がある場合は、英語漬けの毎日を送る留学はおすすめですが、私のようにそれらを確保できい場合は、
正しい勉強法をコツコツ継続することが英語が話せるようになる確実な方法です。

英語を話すためには正しい勉強法が大切

私たちは基本的に中学校と高校で英語を学ぶ機会があり、その学習時間は一般的に約800時間だそうです。
前述の通り、英語習得には最低でも3000時間必要とされていますが、日本の英語教育で英語が話せない問題があります。
既にご説明した通り、ネイティブスピーカーの日常会話は約3,000語前後の単語数で構成されており、更に英語人口の約19%は英語が母国語でない非ネイティブ同士のコミュニケーションとなるため、実は英語を話すために難しい単語や言い回しなどは必要ないのです。
大切なのは英語をツールとして考え、コミュニケーションをとる事です。

ではなぜ私たち多くの日本人は、英語を話すだけの知識量がありながら英語を話せない場合が多いのか?
それは英語学習の時間数や知識量だけが問題なのではなく英語を話すために必要な要点を満たしていない事です。
その要点とは、基本的な文法を軸に、単語、発音をバランスよく学びながらアウトプットする機会を確保するという事をお伝えさせて頂きました。
また、英語が母国語でない人々が、基本1500単語の組み合わせでコミュニケーションが成立するよう構成された英語の1種グロービッシュもご紹介させて頂きました。

骨組みの文法に、1500単語の肉付けと、発音を学び聞くことを強化して、英語を話すことをアウトプットする機会をつくれば、理論上英語は話せるようになります。
そして、肉付けである単語の語録を継続学習でコツコツと増やし、発音を学び続け様々なアクセントに対応できる聞く力を身に着け、繰り返しのアウトプットで英語のレベルを上げていくことで、英語で映画やドラマなど、難しい単語や表現で構成されている英語であっても理解が可能になります。

英語学習を継続するためには動機(理由)が重要

何故英語を話せるようになりたいか?を考えてみる

私は英語を学び直してから10年程経ちますが、現在でも発音15分、単語15分の継続学習、
またYoutube、ネットフリックスなどで英語の番組や映画を意識的に観るようにしています。
何故コツコツと英語学習が続いているのか?
それは、アメリカ人との妻とのコミュニケーションと、日本の食を世界に伝えたいという動機(理由)があるからです。

英語が超絶嫌いだった学生時代から、英語を学び直すきっかけになったのは、
飲食店でのホールで、外国人観光客のお客様との接客を通じて英語でコミューションをとる楽しみを覚えたことです。
もっと料理の説明がしたい、日本の魅力を伝えたい、海外で働い観たいなどなど、
これらの動機(理由)が、英語をコツコツ継続的に学ぶことができている秘訣です。

英語学習は人生の選択肢を与え、新しい扉を開いてくれます。
オランダや米国への移住や仕事ができたことも、米国人の妻と出会い、結婚することができたのも、英語学習があったからです。
英語を使って様々な文化、価値観を持った人たちとのコミュニケーションは確実に私たちの人生にプラスの影響を与えてくれます。
是非皆さんも、英語を学ぶ動機(目的)をみつけ、正しい英語の勉強方法でコツコツ継続的に勉強を続け、アウトプットを楽しくおこないながら、新しい世界の扉を開いてみてください。
共に英語を学び、ワクワクする人生を共に過ごしましょう!

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
非ネイティブの為の英語学習【経験談】普通の人でも社会人になってから英語を話せるようになる方法は3部構成になっております。
今回は英語学習の概要をまとめた前編となりますので、各語学レベルの違いと必要学習時間、英語を学習する上で重要な英語4技能についてお知りになりたい方は後編をお読み頂けますと幸いです。

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